Works

実績

株式会社 北都鉄工 新社屋

カテゴリー 事務所・工場
所在地 石川県白山市
延床面積 事務所棟 1,489.10㎡ 車庫棟 72.50㎡
工事種別 新築
構造 S造 一部 RC造
階数 2階
竣工 2024年12月
受賞歴
石川広告景観賞
第38回 石川県商工会議所連合会賞
北都鉄工創業90周年を機に敷地内の建物の老朽度やインフラ調査、業務環境の課題を拾い出し「新時代にふさわしい業務空間とは?」をテーマに五年以上に渡り、施主と協議を繰り返してきた計画である。
従来、部門ごとに区画されていた業務空間を視線や動線を遮らないワンルーム型へと統合し、部門横断的なコミュニケーションの活性化と情報共有の促進を図っている。さらに、集中作業に適したブース、カフェスペースやギャラリーなど、多様な用途に応じたワークプレイスを併設し、柔軟な働き方の実現を図っている。
また、日射遮蔽を目的とした庇やブリーズソレイユ、西面採光窓の内壁を傾斜させるなど細かな配慮により、空調負荷の軽減を図っている。ハイサイドライトと布製ルーバーを組み合わせることで、柔らかな自然光を室内に導入し、人工照明への依存度を抑制。さらに、内外装に木材を適切に用い、健康的な執務環境の提供と脱炭素社会の実現にも寄与している。
玄関口となる車寄せには、施主の大型橋梁溶接技術を象徴的に表現した厚板鋼板による折版構造のキャノピーを設計。「折り紙」を想起させる造形は、来訪者に対し企業の高い技術力と創造的な姿勢を鮮烈に印象づける象徴的要素として機能する。
以上を通じて本プロジェクトは、企業理念と技術力を空間に内包させるとともに、中小製造業における次世代の業務環境の在り方に対し、ひとつの実践的指針となることを意図したものである。
北都鉄工創業90周年を機に敷地内の建物の老朽度やインフラ調査、業務環境の課題を拾い出し「新時代にふさわしい業務空間とは?」をテーマに五年以上に渡り、施主と協議を繰り返してきた計画である。
従来、部門ごとに区画されていた業務空間を視線や動線を遮らないワンルーム型へと統合し、部門横断的なコミュニケーションの活性化と情報共有の促進を図っている。さらに、集中作業に適したブース、カフェスペースやギャラリーなど、多様な用途に応じたワークプレイスを併設し、柔軟な働き方の実現を図っている。
また、日射遮蔽を目的とした庇やブリーズソレイユ、西面採光窓の内壁を傾斜させるなど細かな配慮により、空調負荷の軽減を図っている。ハイサイドライトと布製ルーバーを組み合わせることで、柔らかな自然光を室内に導入し、人工照明への依存度を抑制。さらに、内外装に木材を適切に用い、健康的な執務環境の提供と脱炭素社会の実現にも寄与している。
玄関口となる車寄せには、施主の大型橋梁溶接技術を象徴的に表現した厚板鋼板による折版構造のキャノピーを設計。「折り紙」を想起させる造形は、来訪者に対し企業の高い技術力と創造的な姿勢を鮮烈に印象づける象徴的要素として機能する。
以上を通じて本プロジェクトは、企業理念と技術力を空間に内包させるとともに、中小製造業における次世代の業務環境の在り方に対し、ひとつの実践的指針となることを意図したものである。